永久ひずみ

2022/11/21
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11月も半ばに入り、紅葉が見頃の季節となりました。

来週の28日は「いい庭の日」ですので、

近場の庭園にでも出向いて、紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この日は無料開放している庭園もちらほらありますので、

ぜひ調べてみてくださいね。

 

 

 

 

 

さて3週目はワタクシ中村です。

5ヶ月にわたり連載してきた「中村いじめ体験記」も

いよいよ最終回となります。

ラストは「いじめが中村の人格形成に及ぼした影響」について

ワタクシの完全主観で色々話します。

 

 

 

 

そもそもこの体験記を書くきっかけとなった話が、

こちらの記事でございました。

多重人格(6月ブログ)

 

 

 

この記事の中で、

友人に「人間複数アカウント」と呼ばれることをお話ししましたが、

そう言われるほどに他人に、そしてその集団の環境に

自分を合わせにいくようになったのは

完全に中学時代のいじめが原因だと思っています。

 

 

 

 

怖いんですよ、自分から人が離れていくことが。

周りに誰もいなくなるという経験を一度でもしたことがある人なら

少しは分かってもらえるんじゃないでしょうか。

「去る者は追わず」なんて言葉が日本にはありますが

私は去る者めっちゃ追いますよ。

…なんかこの言い方だとストーカーっぽいですね(笑)

 

 

 

 

冗談はさておき、人に嫌われることは本当に怖いです。

 

 

 

 

だから、人から嫌われる可能性を少しでも減らすために

たくさん人格をもっておくんですよ。

 

 

 

 

素の、ありのままの自分で全ての人と接していたら

人間同士、絶対に合う合わないが出てきます。

だから、多少窮屈な思いはしても

自分を消して、相手に合わせて関係を構築していくんです。

 

 

 

 

 

「周りからどう見られるかを過敏に考えるようになった」

「何もかもを人に合わせるようになった」

これがいじめが大きく影響したことで作られた私の人間性かと思います。

 

 

 

 

 

中学生の頃の経験をいつまで引きずっているんだ、と自分でも思いますよ。

でも、連載第一回目のタイトルで「心の塑性」と書いたように

一度歪んだものが完全に元通りになることはないんですよ。

 

 

 

 

現に、私は今になってもたまに過去の体験を夢に見て、

うなされて寝汗ぐっしょりで起きたりします。

また、いじめを題材とした作品は一切見ません。

というか、見ることができません。

 

 

 

 

こればかりはもう取り除けないんですよ。

いじめっていうのはそういうものなんです。

 

 

 

 

 

最後に。

 

 

よくいじめに関して

「いじめた側は覚えていなくても、いじめられた側はずっと忘れない」

って表現されるじゃないですか。

 

 

 

 

この表現は

「俺らはずっと覚えてるからな!!一生恨んでやる!!!!」

という意味ではないと思うんですよ。

(もちろんそういう方もいらっしゃるでしょうが)

 

 

 

 

私が思うに

「お前らから受けたもの、今でも背負い続けてるよ」

が正しいのかな、と。

覚えているとか、忘れているとかの話ではなくて、

人のその後の生き方にまで影響するような

取り返しのつかない傷を負わせたんだぞってことだと思うんです。

 

 

 

 

 

 

この記事を読んでくださっている中高生の皆さん。

安易な気持ちで人を攻撃してはいませんか。

軽はずみな発言で人を傷つけてしまってはいないですか。

与えた傷は一生消えないし、作った歪みは死ぬまで残りますよ。

心の塑性、ぜひ覚えておいてください。

 

 

 

 

 

中村いじめ体験記、これにて完結です。

お付き合いいただきありがとうございました。

来月からは楽しく読める内容に戻ると思いますので

よろしくお願いします!!!!

 

 

 

それでは!!!