東出です。
息子が生まれる前はそれなりに運動習慣が
あったのですが、奥さんが妊娠し息子が
生まれてからというもの、子育ての忙しさを理由に
めっきりと運動しなくなり、
気付いたら体重が10キロ近く増えてしまいました。
「これはやばいなぁ」と思っていたのですが、
子供が保育園に通うようになり昼間の時間が
とれるようになったので、健康維持を目的に
最近ジムに通うようになりました。
とりあえず20代前半の頃の体重に戻すのを目標に、
食事に気を使いつつゆるく通って行こうかなと
思っている次第です。
筋トレも勉強も「継続は力なり」であることは
間違い無いと思います。
続けていればいずれは目標に辿りつきますから、
たとえ効率が悪くても少しずつ積み上げていくことが
大切です。
ただ、こと勉強においては継続すること以上に
大事にして欲しいことがあります。
それは「本質を知る努力」をすることです。
例えば中学3年生の数学で二次方程式の
「解の公式」って勉強しますよね。
「xイコール2a分の…」ってやたら複雑な公式の
アイツです。
大半の中学生はアレをただ覚え、
二次方程式の問題に当てはめて
公式を「使う」だけで終わっているでしょう。
実際、よほど上のランクの高校を
目指すわけでないなら、
使うことさえできれば問題はありません。
ですが、公式を使えることは
本質的な勉強ではありません。
むしろ高校以上の勉強では
「公式や法則を自分で導き出す力」を
重視されます。
公式を使えるとは言ってしまえば
パソコンが使えることと同じです。
もちろんパソコンが使えること自体には
意味がありますし、プログラミングのような
より複雑なことをパソコンを使ってできるように
なれば、それを扱う人間の社会的価値も
高まるでしょう。
ですが実際のところ、
より価値があるのはパソコンを使える人間ではなく、
パソコンそのものを作り出せる人間です。
道具が使える人間よりも
新しい道具を作り出せる人間の方が、
希少価値が高そうなのはなんとなく
イメージできると思います。
話を「解の公式」に戻すと、
多くの学生が覚えて終わるだけのこの公式ですが、
公式がなぜそうなるのか?を学習して自力で
証明できるようになることが大切です。
どう証明するか?についてはそれだけで
30分ほど授業ができてしまうので割愛しますが、
公式の背景にある知識とそれを導き出す過程を
知っておくと、簡単には公式を忘れませんし、
他の公式にも応用が効きます。
「本質を知る習慣」がついた学生は
高校以上の勉強で苦労することは無くなりますし、
大学受験でも有利に立ち回ることができます
(ちなみに大学受験は公式が使えるだけでは
受かりません)。
「継続は力なり」ですが、
より高いレベルで力をつけるためには
本質を知ることの方が重要です。
公式が使える、計算ができるだけでは
半人前ということを自覚して精進してください。
ではでは。