彼を知り己を知れば

2020/10/20
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朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。

 

 

 

そんな中我が家では、9月末に注文した冬用の布団がまだ届いておらず、

いまだにタオルケットで耐えています。

 

 

 

が、正直そろそろ限界です。毎日のように朝方は凍えています。

かけ布団、実家から持ってこようかしら。。。

 

 

 

というわけで今月ももう3週目、

今週の丸一塾のブログは中村がお送りします。

 

 

 

 

 

さて、昨日(10/18)まで、獨協大学前校はテスト対策期間でしたね。

中学生の皆さんは集中して学習に取り組めていたでしょうか。

 

 

 

 

私は自分の班以外の教室にもちょくちょく顔を出していたのですが、

対策の大半の時間では、みなさん集中できていたのでは、と思います。

 

 

 

 

ただ、どの班でも決まってあるシチュエーションでは

みなさんの集中が解けてしまっていました。

 

 

 

 

それは、教室に虫が入ってきたときです(笑)

 

 

 

 

中村は

「刺さない虫、毒がない虫はガン無視でOK」

というスタンスなので虫が入ってきても基本的には気にならないのですが

塾生のみなさんの中には虫が嫌いな人も少なくないようで

どれだけ小さな虫だったとしても毎回プチパニックが起こります(笑)

 

 

 

 

その中でもみなさんの集中力を削いでくる虫No1がハエですね 。

まあコイツに関しては虫好きの私でもすこし嫌です。

どうしても不潔なイメージがあるので。。

 

 

 

 

だからといって退治しようにも、

蚊などと違って飛ぶスピードが速いので捕まえられない、

止まって休んでいるところを叩こうとしても逃げられてしまう、

といったようになかなか厄介。

 

 

 

 

 

さて、ここでみなさんに問題です。

 

 

なぜハエはあんなにも速いスピードで飛んでいるのにもかかわらず

壁や物、人などに激突したりしないのでしょうか。

 

 

なぜ私たちがどれだけのスピードで攻撃しても華麗に避けられてしまうのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

答えは、ハエのずば抜けた“眼のよさ”に隠されています。

ハエには人間とまったく違う世界が見えているのです。

 

 

 

 

私たち人間が言うところの「眼がいい」っていうのは

単に「モノがどれだけくっきり見えるか」の意味ですよね。

ですが、生物学的な視覚の話はもう少しだけ複雑で、

見えやすさの他にもいくつかの要素を含んでいて・・・

 

 

 

 

・・・視覚の詳しい話は割愛しますね(笑)

 

 

 

 

さて、ハエが見ている世界の話に戻りますが、

ハエには、この世界がスローモーションに見えているのです。

具体的には、私たちが感じている1/4のスピードで見えています。

(ちなみに解像度(見えやすさ)は人間の方が200倍はいいです。)
 

 

 

 

つまり、私たちがハエを本気で叩きにいっても

「おせーぞこのノロマ(笑)カタツムリかよ(笑)」

くらいの気持ちで避けられてるんです。コノヤロウ。

 

 

 

 

ハエと人間の見え方の違いには「フリッカー融合頻度」というものが関係しています。

簡単に説明すると、光の点滅をどれだけ細かく感知できるか、という能力で、

ハエはこの能力が人間以外の他のどの生き物よりも優れているのです。

 

 

 

 

この能力のおかげでハエはあれだけの速さで動いても壁には激突せずに済み、

この能力のせいで私たち人間はハエを退治できずにいるのです。

 

 

 

 

ちなみにキラーフライという、ハエを捕食するハエは

通常のハエのさらに1.5倍ほどスローに見えているらしいです。

こんなのもう素手じゃとても太刀打ちできませんね。。。

 

 

 

 

 

 

さて、そろそろブログの尺がとんでもないことになってきたので、話はここまでとしましょう。

個人的にはここからが一番面白いんですが。。。笑

 

 

 

 

 

というわけで、今回はハエのお話でした。

多分普段の生活の中では一切役に立たない知識ですが、

少しでも面白いなと思っていただけたでしょうか。

興味がわいた方は、ぜひ自分で調べてみてくださいね。

 

 

 

 

 

あ、最後に。

ハエが部屋に入ってきたときは、部屋の電気を全部消して、

窓を全開にすれば勝手に出て行ってくれます。

間違っても追いかけ回してやっつけようとしないように(笑)

それではまた来月!!!