物事の始まりは、真似から始まるのが世の常、どうも田中です。
相対的にみて、ここ数年で明らかに増えてきたことがあるのでブログで書いて残そうと思います。
ずばり、授業中に足組む小・中学生多すぎません????
(高校生はそれが失礼なことという認識があるのか、うちではあまり見かけません)
コロナ禍において家にいることが多くなった期間に身近な大人の見様見真似から増えているのと、学校側で勉強姿勢の点で注意されるのが当たり前だったところから、そういう部分に文句言うしょーもない親(あえて言わせていただきます)に配慮する形で余計なことは言わなくなった学校教育の変化が影響しているのかな、と個人的には思っていました。調べてみると足組みには他にもあまりよろしくない原因があるのがわかりました。
小学生のうちから、足を組むのが常態化しちゃいますと体の歪みがとんでもないことになりますよ。
足を組むのは、座ったときのバランスの悪さや姿勢の悪さからくる辛さを和らげようとするために無意識にやりがちです。
逆の足を組めばバランスが矯正されるのかというと、そういうわけではありません。実際に姿勢はバランスがとれていない状態です。姿勢の歪みを繰り返してしまう悪循環になってしまいます。
また、睡眠不足も影響するという研究結果が出ています。
一見、睡眠と姿勢は関係がないようにみえますが、睡眠がきちんととれていないと姿勢が悪くなるそうで。
私たちの体は、姿勢を保つため、重力に負けないように抗重力筋が働いています。抗重力筋は、お腹や足、胸や首などにある筋肉で伸び縮みをしながら、重力に負けないように常に働いています。
この筋肉は脳とのつながりが強く、しっかりと睡眠がとれていて脳の覚醒度が高いと抗重力筋も働きが強くなります。
しかし、睡眠不足の場合には脳の覚醒度が低くなり抗重力筋の働きも弱まるため、姿勢を保つのが難しくなり、結果的に姿勢が悪くなるのです。姿勢が悪いと同じ姿勢でいることがつらくなってくるため、バランスをとろうと足を組み、悪循環に陥ります。
剣道をやっていたのに姿勢があまりよくない代表のワタクシですが、大人になってから腰痛、肩こり、首の麻痺、背中痛、それらからくる頭痛と数えたらキリがないくらい満身創痍です。
私の場合は、小学生のころの勉強姿勢が悪かったとかではないんですが、積み重なった「塵」は、あとで大きな障害となってやってきます。
片田舎の中学時代、足を組んで授業を受けていたクラスメイトは机ごと蹴られていました。
暴力は容認できませんが、今の学校教育現場は面倒事になるくらいなら注意しない、という流れがあるように思われます。確かに、足組むぐらいは授業を妨害しているわけじゃないですからね。授業を受ける態度としては×でしょうけど、態度云々を先生が言えない世の中もはたしてどうなのかと思います。中にはそれが失礼なこととも気づかずにやっていて、注意されて反省し学ぶことも多くありますから。
「じゃあお前は塾で注意するのか」と聞かれたら、答えは「人によっては注意する」です。
まず塾はしつけをするところじゃありませんからね(笑)
直る見込みもない方には何も言いませぬ(個人的主観による判断)
1つ言えることは、正しく注意してくれる大人は貴重な存在となりつつあるということです。
叱るということは、かなりエネルギーを使います。
本当に大事に思うなら根気強く叱り続けることが必要です。
直してあげたいと思うなら、やり続ける努力が必要です。
まずは与える側がやるべきことをしていますか?
思春期だから、反抗期だから、そんなものは二の次です。
与える側の「不断の努力」、本当に足りていますか?
偉そうなことを投げかけてこの場を去る、そんな田中のブログでした。